ますます毎日やらかしてます。アスペルガーで、漫画家で

MENU

沖田×華さんの「ますます毎日やらかしてます。アスペルガーで、漫画家で」の簡単なあらすじと、教育現場で思うこと

教育現場で日々小学生の子どもたちに接していて、個性や、癖、家族性だったり、もしかしたら。

 

 

支援が必要な、何かの障害を持つ子なのか?それが本当にギリギリで微妙な境界線にたっているというケースに頻繁に遭遇します。

 

たとえばすごく程度が軽微な高機能自閉症だったり、アスペルガーだったり、それが本当に障害と決定付けられるべきなのか?とても子どもらしくて可愛らしく、このまま素直にのびのびと育って何が悪いのだろう?と思うこともよくあります。

 

 

沖田×華さんの「ますます毎日やらかしてます。アスペルガーで、漫画家で」を読んで、私たち大人が、これらの症状を持つ子どもたちの今この小学生時代にどのように接するべきなのか、今後の彼らの人生をもしかしたら大きく左右するのではないか、とすごく考えさせられることがたくさんありました。

 

 

ますます毎日やらかしています

↓   ↓   ↓

【一般】ますます毎日やらかしてます。アスペルガーで、漫画家で 

 

 

本のあらすじとしては、作者の沖田 ×華さん自身がアスペルガー、注意欠陥障害、学習障害を併せ持っており、その日々の体験談を各症状ごとに3部門に分けて描かれております。各症状についての解説も、ゆうメンタルクリニック代表の精神科医ゆうきゆう先生がわかりやすく話してくださっています。

 

 

印象的なのは、沖田さんがこれらの症状を持つ方なので、この漫画執筆に至る経緯や個人情報、家族情報の公開の仕方などがほとんどアスペルガーの特徴である、「常識を超えた」設定の中に産まれているということです。

 

 

たとえばご自身の紹介については、風俗嬢であったことなどを包み隠さず馬鹿正直にプロフィールとしています。作中での家族についての話題では、実際にこの家族であると断定できるような情報まで全て赤裸々に綴ってしまったため、家族から縁を切られたり、というようなこともあったようです。

 

 

そう、そのぐらいこの、アスペルガー症候群であることが、大人になって様々なところで本人と社会の間に人知れず大きな溝を作ってしまい、悪意もなければ他意もないのに人を傷つけたりしてしまっている、ということが、わかりやすく見えてきます。

 

 

 

常識って何?この子たちは本当に心根がいい子で人として曲がっていないのに、ただ、人との間の空気、空間を読むことが極度に苦手で、一般常識を知らないだけで、こんなにも苦しまなければならないのだろう?と思ってしまいます。

 

 

実際に現場で子どもと接していても感じるからです。単に日本に生まれたというだけで、外国に比べても余計に苦しむだろう、ということが、日本人の真面目で几帳面な国民性からも簡単に想像できてしまいます。

 

自分らしく生きられる道を共に模索することは大変かもしれませんが、そんな支援ができる環境が早急に整うことを切に願います。